札幌時計台

北海道の名所として人気上位の札幌時計台も、クラーク博士と関わりがありました。この場所は旧札幌農学校演武場だったのです。そこで時計台建物は初代教頭クラーク博士が構想し、2代目教頭ウィリアムホイラーが基本プランを作成、開拓使建築技術者の安達喜幸が設計・監督したものだそうです。時計台は開拓期のアメリカ中・西部で流行ったバルーンフレームと呼ばれる木造建築様式を取り入れて建築されているそうです。美しいデザインの時計塔は、国内最古の時計塔として、129年以上もの時を刻み、鐘を鳴らし続けています。この鐘は広く響き、市民に安らぎを与えてくれます。私のおばあさんもそのまたおばあさんも、この鐘の音を聞いて暮らしていたのかと思うと、不思議な感覚がします。これは観光客だけでなく市民からも愛される時計塔で、遠回りしてでもその姿は一見の価値があります!時計台は重要文化財にも指定されています。館内では、鐘を鳴らす様子など時計の動く仕組みを大型画面で見るこができるほか、時計台と同型の時計機械が展示されています。また、パソコン検索、パネル写真、図書コーナーなどもあり、市内及び道内の文化財についても調べることができます。 札幌市中央区北1条西2丁目にあって、営業時間は通常8:45~17:10(入館は17:00まで)です。休館日は第4月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日)/年末年始休館(12月29日~1月3日)です。必要な料金は大人200円、団体(20人以上)180円、小・中学生無料です。地下鉄全線「大通駅」で下車した後、歩くこと約5分で到着します。札幌駅南口からなら徒歩で約10分ほどの距離です。問い合わせは札幌市時計台(電話011-231-0838)です。