北海道大学のキャンパス内

一つ前の記事でも軽くふれましたが、北海道大学のキャンパス内にはクラーク博士の胸像があります。 北海道大学は旧札幌農学校であり、クラーク博士とは大変馴染みの深い場所となっています。そのためもあって、通常の講義や研究が行われている大学にも関わらず観光客が増えすぎて問題になったので、観光バスの進入禁止が決められました。 今では羊ケ丘展望台にある全身像も注目を集めておりますが、それでも昔ながらの定番のクラーク博士の姿も依然として人気があります。 北海道大学は北海道札幌市北区北8条西5にあります。大学というだけあって駅からは近く、JR札幌駅北口から正門まで徒歩7分で着くことができます。車の場合は札樽道札幌北ICから国道5号を15分ほど走ると辿り着くことができます。ただし、駐車場はなく、車での進入はできませんのでご注意下さい。車は入れませんが、タクシーでしたら大丈夫です。大学構内は驚くほどに広く全てを歩くのは困難です。旧帝大の強みでしょうか、北海道大学は道内でも類を見ないほど広大な敷地を持っています。ですから見学にはタクシーかレンタル自転車があると便利です。 というのも、ここ北海道大学は北海道の観光名所として知られており、クラーク博士胸像の他にも、ポプラ並木が有名です。また重要文化財に指定された札幌農学校第二農場(モデルバーン)や、登録有形文化財に指定された古河記念講堂などの歴史的建造物やお土産屋さんもあるため、せっかく訪れるのならいろいろと回ってみることをおすすめしたいのです。ですから、徒歩ではなく、なにかしらの対策を取るとスムーズですよ。北海道大学正門近くの事務所では、大学構内の地図をもらうことができます。それほど広いのです。
大学は見学自由なので料金は特にかかりません。問い合わせ先は北海道大学(TEL:011-716-2111)です。構内に入ると大学の真ん中を南北に走る中央道路があります。その道沿いの南の方の一角にクラーク像があります。少しわかりにくいので、迷ったら学生に聞いてしまうのも手だと思います。たいがい、優しく教えてくれますよ。クラーク像は胸から上の銅像です。英語で「Boys, be ambitious」という台詞も添えられています。そのクラーク博士像から中央道路を北に向かって少し歩き、途中西側に曲がり数百メートル歩くと右手にポプラ並木が見えてきます。並木は大学のキャンパスの建物群と大学農場の南北の境界線にあるような感じで、ポプラ並木の西側に大学の農場が広がっています。ポプラ並木は、以前の台風被害で半数近く倒壊してしまいましたが、新たに若いポプラが植えられたためその部分だけは背の低いポプラが頑張って生長をしているところです。  以前はポプラ並木を散策することもできましたが、台風被害やポプラの老木化による倒壊の恐れがあるため、現在並木道を歩くことはできません。ポプラ並木の始まりの辺りから、ポプラをバックに撮影するなどして楽しんで下さい。  歴史的建造物は構内の中央道路沿いを歩いていると全て見えてきます。散策に疲れたらポプラ並木近くの中央道路沿いにある中央食堂に立ち寄るのも良いでしょう。クラーク像そばの北大交流プラザ「エルムの森」ではお土産の購入もできます。大学認定のハム・日本酒や菓子などを販売していて、面白いですよ。特に平成16年に倒壊したポプラを材料にした黒板消しストラップが話題性もあって人気のようです。